活動の紹介

 

2018年

10月31日

第3回 実践的防災学シンポジウムを開催

 第3回実践的防災学シンポジウム「組織の減災をどう進めるか~方法の提案と実装に向けて~」開催

 東北大学災害科学国際研究所主催で、第3回実践的防災学シンポジウム「組織の減災をどう進めるか~方法の提案と実装に向けて~」を、2018年10月31日(水)午後3時から6時半まで、当研究所1階多目的ホールで開催しました。

 このシンポジウムは、当研究所の総合減災 プロジェクト・ エリア 減災・復興デザインユニット と減災社会実装ユニット で構成)が 企画・運営を行い、 2017 年 2 月に第 1回、 2018 年 1 月に第 2 回を開催し、今回で第 3 回目となります。 当日は約 40 名の方にご参加いただきました。

 まず、丸谷浩明教授(減災社会実装ユニット)が開会の挨拶・趣旨説明を行い、第1部を「組織の備えの実情と対策」というテーマで、以下の教員及び外部講師が発表をしました。

・指田朝久(東京海上日動リスクコンサルティング主幹研究員・立教大学大学院特任教授):「企業の災害対応の現状と課題」
佐々木宏之 助教(災害と健康ユニット):「東北大学病院BCPの維持・管理と今後の課題」
・村岡太(宮城県教育庁スポーツ健康課課長補佐(防災教育担当)):「学校の災害への備え」

第2部では、「組織の備えをどう支援するか」をテーマに、以下の教員が発表をしました。

寅屋敷哲也 助教(減災社会実装ユニット):「官民連携による組織の防災の推進」
村嶋陽一 特任教授(客員)(国際航業株式会社 防災情報チーム):「リアルタイム津波浸水被害予測とその活用」
森口周二 准教授(レジリエント社会基盤ユニット):「拡張型GISによる災害シミュレーションのプラットフォームの構築」 
                ※下線部は、当研究所メンバー

 第3部では、各発表者をパネラー、コーディネーターを丸谷浩明教授として、パネルディスカッションを行いました。
 発表者間のディスカッションでは、病院での災害発生時の来訪者数の予測等の潜在リスクのBCPへの反映の可能性、シミュレーションや予測技術の実務への適応可能性、学校の教員における災害時の負担軽減の必要性、地域の重要産業の復旧の優先順位を決定する基準等について話し合われ、また、フロアからも発表者への積極的な質疑が行われました。
 最後に村尾修教授(減災・復興デザインユニット)がむすびの挨拶を行い、終了しました。


丸谷教授(開会挨拶)

佐々木助教(発表)

寅屋敷助教(発表)

村嶋特任教授(客員)(発表)

森口准教授(発表)


村尾教授(むすびの挨拶)

      シンポジウムの様子

1月17日

第2回実践的防災学シンポジウム「すこやかな暮らしの復興~復興のその先を見据えて~」開催

 東北大学災害科学国際研究所主催で、第2回実践的防災学シンポジウム「すこやかな暮らしの復興~復興のその先を見据えて~」を、2018年1月17日(月)午後3時から6時半まで、当研究所1階多目的ホールで開催しました。

開催趣旨

 災害科学国際研究所では、災害への事前対策、発生、被害の波及、緊急対応、復旧・復興、そして将来への備えを一連の災害サイクルととらえ、それぞれのプロセスにおける事象を解明し、その教訓を一般化・統合化するために、災害科学研究を推進しています。そして、複雑化する災害サイクルに対して人間・社会が賢く対応し、苦難を乗り越え、教訓を活かしていく社会システムを構築するための学問を「実践的防災学」として体系化し、その学術的価値を創成することを研究所のミッションとしています。

 「総合減災プロジェクトエリア」では、この「実践的防災学」を念頭に置きつつ、研究所全体の研究活動と社会との連携を念頭に置き、巨大災害の被害軽減への貢献を目指し、実践的防災学の具体的な提案や実装を目指しています。その一環として、平成28 年度より「実践的防災学シンポジウム」を開催しています。

 人口減少、少子高齢社会を迎えた現在、戦後の人口増、都市への一極集中に対応して行われた市街地拡大指向型の住宅団地開発や大規模商業施設開発などの手法の様々な問題が顕在化しています。東日本大震災においても、多くの集団移転などによる住宅団地開発や、商業集積の開発が行われていますが、その中で、福祉、医療や買い物の利便性、公共交通、健全なコミュニティの形成などが懸念されています。

 そこで今回の「実践的防災学シンポジウム」では、「すこやかな暮らしの復興」と題して、ハード、ソフトの両面から研究発表を行い、様々な分野の方々の参加の下、持続可能な社会の形成、将来の災害に対応した強い社会の形成のための復興手法についての議論を行います。

プログラム

総合司会進行 災害科学国際研究所 平野勝也准教授
開会の挨拶    災害科学国際研究所 総合減災プロジェクトエリア長 丸谷浩明教授
趣旨説明      災害科学国際研究所 岩田司教授

第1部: 報告1「すこやかな住まいの復興」
「汶川大震災における住まいの再生と地域の活性化」
災害科学国際研究所 マリ・エリザベス助教

「復興前後の住まい方変化から見る高齢社会における住まいづくり」
東北大学都市・建築学専攻 佃悠助教

第2部:報告2「すこやかな生活の復興」
「被災地域における高齢者のメンタルヘルス~高齢社会における復興後を見据えた地域づくりに向けて~」
災害科学国際研究所 富田博秋教授

「海外の事例から見た災害復興後の地域コミュニティの変化と問題点」
災害科学国際研究所 村尾修教授

第3部:「すこやかな生活の復興 ~復興のその先を見据えて」
パネルディスカッション

コーディネータ
東北大学災害科学国際研究所 平野勝也准教授

パネラー
立命館大学政策科学部 塩崎賢明特別招聘教授
災害科学国際研究所 岩田司教授
災害科学国際研究所 栗山進一教授
災害科学国際研究所 小野田泰明教授
災害科学国際研究所 井内加奈子准教授

 閉会の挨拶
災害科学国際研究所 減災・復興ユニット長 村尾修教授

 

2017年

2月27日

第1回 実践的防災学シンポジウムを開催

 東北大学災害科学国際研究所主催で、第1回実践的防災学シンポジウムを、2017年2月27日(月)午後1時から5時半まで、当研究所1階多目的ホールで開催しました。当日は、約60名の方にご参加いただきました。

 まず当研究所の今村文彦所長が開会の挨拶を行い、続いて本シンポジウムの企画・運営を担った総合減災プロジェクトエリアの減災社会実装ユニット長の丸谷浩明教授、及び同エリアの減災・復興デザインユニット長の村尾修教授より、それぞれ趣旨説明を行いました。

 第1部は、「被災教訓を活かした官民組織の災害への備え」をテーマに、以下の教員がそれぞれの研究活動と実践的防災学との関わり等について発表をしました。続くパネルディスカッションでは、丸谷浩明教授をモデレーターとして、各発表者が今後の研究連携についてコメントをしました。

・島田明夫教授(人間・社会対応研究部門):東日本大震災の防災制度の教訓の活用
・丸谷浩明教授(人間・社会対応研究部門):企業・公的組織の被災教訓を活かした事業継続
・寅屋敷哲也助教(人間・社会対応研究部門):災害に備えた企業と行政の連携
・佐々木宏之助教(災害医学研究部門):医療機関の災害対策・BCPの現状
・地引泰人助教(リーディング大学院):大崎市を事例とした官民連携の防災のあり方についての予備的考察

 第2部では、「地域の復興とそのデザイン手法」をテーマに、以下の教員がそれぞれの研究活動と実践的防災学との関わり等について発表をしました。続くパネルディスカッションでは、岩田司教授をモデレーターとして、復興の現場で得た知見や国際比較の意義等について意見交換を行いました。

・岩田司教授(地域都市再生研究部門):住まいの復興とそのシステム
・平野勝也准教授(情報管理・社会連携部門):復興まちづくりに必要な備え
・小林徹平助手(情報管理・社会連携部門):東日本大震災の地域復興支援
・井内加奈子准教授(人間・社会対応研究部門):台風ハイアンからの復興における移転政策とコミュニティ
・マリ・エリザベス・アン助教(人間・社会対応研究部門):日本とアメリカの住宅復興政策の比較:ハリケーンサンディを事例に

 第3部では、「情報・コミュニケーション・知識の共有」をテーマに、以下の教員がそれぞれの研究活動と実践的防災学との関わり等について発表をしました。続くパネルディスカッションでは、村尾修教授をモデレーターとして、教育や自治体の現場で得た知見や現場への技術の活用等について意見交換を行いました。

・寺田賢二郎教授(地域都市再生研究部門):意志決定のためのシミュレーション・GIS・可視化
・杉安和也助教(リーディング大学院):大学における教育プログラム
・佐藤健教授(情報管理・社会連携部門):地域資源を活用した防災教育の有益性と発展性
・泉貴子准教授(情報管理・社会連携部門):防災における大学の役割:科学技術の貢献とその共有
・佐藤翔輔助教(情報管理・社会連携部門):現場で生まれる・磨く実践的防災学


第1部 パネルディスカッション

第2部 パネルディスカッション

第3部 パネルディスカッション

会場の様子